荒瀬 朋史さん 鍼灸学科2年生
鈴木 翔太さん 鍼灸学科3年生

スポーツに強い履正社専門ですが、実は美容にも力を入れているのをご存じですか。
鍼灸学科には美容に特化した選択授業があり、男子学生にも大人気。
この授業を受講中の2人の男子が、「鍼灸×美容」の魅力を語ります。

プロフィール

鈴木 翔太さん

2003年生まれ、静岡県立三島南高校出身。ソフトテニスコースと鍼灸学科のダブル・ラーニング(メディカルアスリート専攻)を履修し、アスレティックトレーナーの資格取得も目指す。自他ともに認める鍼灸学科の美容インフルエンサー

荒瀬 朋史さん

2000年生まれ、兵庫県立尼崎高校出身。本校の柔道整復学科(医療+AT)を卒業後、鍼灸学科へ内部進学。柔道整復師として鍼灸整骨院で働きながら学んでいる。クラスではお兄さん的存在

荒瀬

中学の頃から母親にスキンケアの指導を受けてたから、美容の知識に関しては人並み以上かなと思ってたけど……。まさかこの学校に美容男子界の大谷翔平がいるとは!

鈴木

(笑)。

荒瀬

この間もマラソン大会実習(※淀川マラソンの参加者にストレッチや鍼灸ケアを行う実習)の時に、おすすめの化粧品教えてもらったし。チャットGPTみたいにスラスラ答えてくれたよね。なんでそんなに詳しいの?

鈴木

元々、肌が弱いのと、高校生の時に肌荒れに悩んでて。でも高い化粧品とかは買えないし。安くて良い商品を探すために成分を調べたり、色々試してたらこうなった(笑)。

荒瀬

鍼灸が美容にアプローチできるって、その頃から知ってた?

鈴木

なんとなくは。でも、鍼灸治療を受けたことがなかったから、初めて授業で美容鍼を受けた時、驚いた。目がぱっちりして。

荒瀬

フェイスラインが引き締まったりね。肌の血色も良くなる。

鈴木

荒瀬くんはどうしてトータル美容専攻を履修してるの?

荒瀬

自分の幅を広げたくて。今、柔道整復師として鍼灸整骨院で働いているから「お客様にできることを増やしたい」ってより強く感じてる。鍼や灸ができると、内臓や女性特有の疾患にも対応できるし。鍼灸って、自分もそうだったけど、「痛そうで怖い」みたいなイメージを持たれがち。でも、美容目的ならもう少し気軽に試してもらえるんじゃないかと思っていて。

鈴木

確かに。美容鍼は目に見えて効果がわかるし、ぜひ体験してほしい!

トータル美容専攻の授業は選択制。履修希望者は1年生から3年生まで幅広く集まる。学年の垣根を越えて一緒に学べます

美容のフィールドで活躍する「プロ」から直接学べる。

鈴木

受講してよかったトータル美容専攻の授業ってある?

荒瀬

うーん、どれもすごく勉強になってるから選ぶの難しいけど……。あえて言うなら星山祐士先生と中西満美子先生の授業かなぁ。

鈴木

同じだ!

荒瀬

星山先生の「東洋医学を用いて、身体全体を整えていく」というアプローチに感銘を受けたというか。身体のどこかにエラーがあるから、肌にも不調が表れるという考え方のベースがまずあって。そこから食事とか、内臓とか、精神面とか、いろんな要因を東洋医学の見地から探っていくという。授業、めっちゃ難しかったけど(笑)、奥が深くて楽しかった。

鈴木

中西先生の授業も面白いよね。どう施術を進めていくかの手順がすごく実践的で。顔のリフトアップが目的なのに足首を施術する「遠隔治療」があるのも鍼灸ならでは。星山先生も中西先生も、「他にない技術」をたくさん持ってるプロだと思った。

荒瀬

東洋医学だけじゃなく、西洋医学の観点から学べるのもありがたい。顔や皮膚組織の構造や栄養学を教わったね。ライフ・フィットネストレーナーコースの先生にヨガとピラティスも習ったなぁ。こんな授業があるのも履正社ならでは。

この日の授業は中西満美子先生による「美容鍼灸実技」。刺さない鍼、「打鍼」を使って施術します。施術後は驚くほどフェイスラインが引き締まり、頬の位置がアップ

何でも対応できる「治療家」を目指して。

鈴木

荒瀬くんは将来、どんな鍼灸師を目指してるの?

荒瀬

目指すのは「治療家」。開業を視野に入れてるから老若男女、どんな方のどんな悩みにも対応できるよう、鍼灸の学びを活かしたい。もちろんスポーツにも関わりたい! 鈴木くんは?

鈴木

僕はソフトテニスのトレーナーになるのが目標。いつか自分の治療院を軸にしてトレーナー活動ができたら。東洋医学で身体の内側から整えて、運動療法で身体機能を上げてもらう。そんな風に、いろんなアプローチができるようになりたい。

荒瀬

もちろん美容も究めるよね。鈴木くんがトータル美容専攻の講師として登壇する姿、僕にはもう見えてるよ (笑)。

※肩書き、インタビューの内容は取材当時のものです