Personal Trainer
パーソナルトレーナー
働くところ
・スポーツジム
・フィットネスクラブ
・スポーツ施設
ジャンル
・スポーツ
目指す資格
・NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)ほか
どんな仕事?
トレーニングや食事の摂り方を指導します。対象は健康維持やダイエットを希望する一般の方からスポーツ選手、モデルや芸能人まで幅広く、個別のニーズや目的に合わせてカスタマイズされたトレーニングプログラムを提供します。
どんな風に働くの?
フィットネスクラブやスポーツチームと契約して専属のパーソナルトレーナーとして活動する場合と、無所属で個人として活動する2つのパターンが主流です。
どんな知識、経験が必要?
クライアントによって求めるものが異なるため、運動医学や解剖学、トレーニング科学、栄養学、スポーツ心理学など幅広い領域の知識を得ておくことが重要です。専門学校や大学で、体育学やスポーツ学、健康科学などの分野を学びトレーナーの道へ進む人が主流ですが、学歴は不問です。
資格について
パーソナルトレーナーになるための必須資格はありません。ただ、知識や技術を習得していることの保証となる民間団体の資格を取得することが望ましいです。例えば、運動指導の基礎的な資格である「健康運動実践指導者」、より実践的なトレーニング指導資格「NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)」「日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者(JATI-ATI)」などを取得していると就職面で有利です。また、自重を使ったトレーニング「TRX®サスペンショントレーニング®コース」、日常生活の動きを取り入れた「ViPR Loaded Movement Training 1+2」などの資格を取得していると、トレーニング指導の幅が広がります。
卒業生に聞きました
佐々木 雅哉さん
2019年ライフ・フィットネストレーナーコース卒業
1998年生まれ。大阪府立千里青雲高校出身。小学4年生から野球を始め、ポジションはピッチャー。本校在学時にNSCA認定パーソナルトレーナー資格を取り、ゴールドジムでの実習を経験する。現在はゴールドジム草津滋賀店にて店舗責任者として勤務
これまでの道のり
本校入学前
もともと身体が細く、それがコンプレックスだった。高校3年生の頃、野球の補助トレーニングとして筋力トレーニングを開始。やればやるほど身体が変わるトレーニングに熱中した。自分の好きなトレーニングを続けられ、しかも人にも教えられるパーソナルトレーナーの仕事に魅力を感じ、本校への進学に至る。
本校での
学生時代
5つある専攻のうち、パーソナルトレーナー専攻を選択。在学中には、本校がパートナーシップを結ぶゴールドジムでの実習を経験。実際にフィットネス業界の内側や業務内容を体験できたことが、トレーナーへの想いを確固たるものに変えた。実習終了後も本人たっての希望で、アルバイトとして勤務を継続する。
卒業後・
現在
自分のボディメイクも続けながらトレーニングに関わっていきたいという思いから、実習先であったゴールドジムを運営する株式会社THINKフィットネスに正式入社した。ゴールドジム高槻店での勤務を経て、現在は草津滋賀店で店舗責任者として勤務。全店舗でも、20代の店舗責任者は稀少とのこと。
仕事の流れを教えてください
7:00
6時に出勤。シャワーエリアはじめ館内の清掃を終えて、7時から営業開始です。
10:00
接客業務。スタジオでのレッスンも担当します。
13:00
休憩を挟むと、交代組に引き継ぎ。スタッフのシフト作成やフロントショップの在庫管理など事務作業へ。
17:00
業務はいったん17時に終了。場合によっては、退勤後にパーソナルトレーニングの指導が入ることも。自身のトレーニングにも励みます。
どんな人と関わりますか?
「店舗スタッフと協力しながら、利用者であるお客様と主に関わります。上司にあたる役員やエリアマネージャーとは月に数回のミーティングがあります。また、イベント企画運営などで地域の商店街の方々と関わることもあります」
履正社での学びで、今、活かされていることは?
「ゴールドジムは他のクラブに比べて、身体作りへの意識が高い方が多い傾向にあります。そのため、細部までトレーニング指導できる知識が必要です。例えばマシントレーニングの指導では、動作だけでなく筋肉の位置や部位まで細かく説明します。そのような場面では、履正社専門で学んでいた解剖学がとても活きていますね。また一昨年、私自身もクラシックフィジークというボディメイクの大会に出ました。大会に向けて自分でトレーニングする際も、解剖学を勉強していたからこそ、より動かし方や部位を意識してトレーニングできたと思います」
パーソナルトレーナーとして心掛けていることは?
「どれだけ多くの知識を持ち、良いトレーニング指導ができても、お客様と会話をしないと何も始まりません。お客様から話しかけやすい雰囲気を保つことは大事にしていて、これは部下にも伝えていきたいなと思っています。例えば、とあるお客様が半年後に結婚式を控えている。それを知っていれば『結婚式に向かってパーソナルトレーニングを一緒に頑張りましょう』と明確な目標を立てて提案することができます。結婚式をするかどうかは会話をしてみないとわからないですし、そういうお話ができる雰囲気作りや、質問をすることは特に心がけていますね」
写真/倉科 直弘 文/中矢 健太
※肩書き、インタビューの内容は取材時のものです。
ダブル・ラーニング制度
「ダブル・ラーニング制度」は、学科やコースの垣根を越えて複数の専門分野を同時に学ぶことのできる、履正社独自の履修カリキュラムです。