「文系の私でも手に職をつけたい」。
終始やわらかなで口調で質問に答えてくださり、優しい雰囲気の日開先生ですが、幼少期は根っからの野球少女だったそう。中学生まで男子と泥だらけになって練習していたんだとか。そんな日開先生が、なぜ鍼灸師を目指したのでしょう。
<前回の記事はこちら>
鍼灸を知ろう。(その1)
https://www.riseisha.ac.jp/koho/detail.php?id=130
――鍼灸師を目指そうと思った理由を教えてください。
実は私、高校生の頃までは看護師志望だったんですよ。でも、血を見ることが苦手だと気づいて……(笑)。それで進路を変えました。
――血が苦手だと確かに厳しいですね(笑)。
そうなんです。その後いろいろと調べました。柔道整復師とも迷いましたが、1つ上の兄がすでに柔整の学校へ通っていたので、同じ職種は避けたいと思い鍼灸師を選びました。
――鍼灸についてはご存知でしたか。
私は小学校3年生から中学卒業までずっとクラブチームで野球をしていて、高校はハンドボール部だったんですが、卒業するまでケガをしたことがほとんどなかったんですよね。マッサージや電気治療を受けるために鍼灸整骨院に通ってはいましたが、友達と遊びにいく程度の気持ちで、身体のメンテナンスを受けるのが目的でした。その当時、鍼灸という名前は知っていましたが、治療を受けたことも鍼を見たこともなかったですね。
――鍼灸師のどんなところに惹かれましたか。
調べてみると、鍼(はり)やお灸(きゅう)といったアイテムを使うことがわかったんです。「武器」を持っているイメージでした(笑)。 とてもかっこよく感じたんです。文系の私でも、手に職をつけられたらと思いました。
――当時、大学進学は考えていましたか。
大学もいいなとは思いましたが、自分が会社員になるイメージはありませんでした。父が建築士でしたし、専門職に就きたいと思っていました。
将来の目標が明確になったものの勉強は苦手だったと話す日開先生。次回は、学生当時の勉強方法と、今ご担当されている国家試験対策について伺います。
鍼灸をしろう。(その3)の記事はこちらから。
https://www.riseisha.ac.jp/koho/detail.php?id=148
<鍼灸学科のご案内はこちら>
https://www.riseisha.ac.jp/course/am/
<広報スタッフHの取材MEMO>
選手登録をしていた中学時代は、強豪チームで大阪府3位の実績に貢献。九州の高校から推薦ももらっていたんだとか。今も草野球をしていて、たまに試合も出るそう。