理学療法学科の生徒は、普段どんな授業を受けているの? 勉強は大変?
広報スタッフMが、本校の卒業生でもある川瀬和大(かわせ・かずひろ)先生に、学生時代の勉強法についてお伺いしました。
「スモールステップで『わかる』を増やした」。
――理学療法士になるための勉強は大変だと聞きましたが、実際どうでしたか。
国家試験に合格したり、現場で働くためにはたくさんの知識が必要なのですが……。実は私自身、履正社医療スポーツ専門学校に入学するまでほとんど勉強してこなかったんです。
――えっ、どういうことですか。
高校までとにかく野球一筋で、机に向かう習慣がありませんでした。なので「覚えるのが大変」とかそれ以前に、勉強の仕方がわからなくて。入学して2~3週間経った頃に「資格を取りに来たのに、本当にやばい、何にもわからない」と焦り始めて。
――そこからどうされたんですか。
机に向かう習慣を作ることから始めました。まずは1日5分、勉強してみる。内容は何でもよくて、習ったことを書いたり、テキストを読み返したり、宿題をやったり。机の前でまず、何かする。そこからでした。すごく簡単なところからトライして「わかる」を少しずつ増やしていきました。
――スモールステップですね。
はい、できることから。1年目が終わるころには、1日1回勉強することは習慣づいたような気がします。授業って、わからないと何も面白くないんです。けれど、1日5分でも勉強すれば、ほんの少しずつでも授業がわかるようになる。その積み重ねでした。
――机に向かうところから始めて、最終的にどうなったんですか。
勉強への自信はいつまでたってもありませんでしたけど、4年生のころ、わからないことがあったら同級生に「教えさせてくれ」と頼んで教えていました。人に教えられるぐらいまでにならないと理解ができないと思っていたので。調べてきたことを話してみたり、自分で説明してみて、相手に「わかる」と言われたら「こんな感じの理解でいいんだな」と確認していました。
――すごく努力されたんですね。
4年間で一生分の勉強をした気がします。それまで勉強をしたことがなかったのでそう感じたのかもしれませんが(笑)。なにせゼロスタートでしたから。さすがに入学したからには理学療法士にならないと親にも迷惑をかけるし、奨学金も借りていたし、必死でした。自分的にはようやったわ、って感じです。
次回は、川瀬先生が担当している「評価学」の授業についてお伺いします。一体、どんな授業なんでしょう? お楽しみに!
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<広報Mの取材MEMO>
高校まで野球三昧だったという川瀬先生。ポジションは外野手!