本校入学後、苦労して勉強の習慣を身につけた川瀬先生。それは「理学療法士になる」という目標があったからこそ。最終回は川瀬先生が理学療法士を目指したきっかけと、病院勤務時代のお話です。
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理学療法学科の勉強って、大変…?(その2)
「病院勤務時代、いろんな人と関われるのが楽しかった」。
――理学療法士になるために猛勉強された川瀬先生ですが、そもそも理学療法士を目指したきっかけは何ですか。
高校卒業までずっと野球をしていて、中2の頃、肩や肘が痛くなった時に理学療法士の資格を持った先生にみてもらう機会がありました。そこで体のケアの仕方や、どういう動きをすればケガをしなくなるのかなどを教えてもらっていました。その時から「かっこいいな、いい仕事だな」、と思っていました。
――ほかにも理由はありますか。
当時のイメージなんですが、理学療法士は病院でも勤務できるし、休みもしっかりとれそうだと思って。自分が求めている働き方にマッチしそうだったからです。もともとはプロ野球選手になりたくて、野球の推薦で高校に進学しました。でも、周囲のレベルの高さを知って野球は高校までとあきらめ、理学療法士の道を目指しました。
――履正社を選んだのは。
どうにか理学療法士になりたくて調べたら指定校推薦があったので、ここしかないと決めて入学しました。教員と学生の距離が近かったと思いますね。よく先生とご飯に行ってました。
――川瀬先生は6年間、病院のリハビリテーション科で勤務された経験がありますよね。理学療法士になって社会に出たとき、どんな感じでしたか。ギャップなどはありましたか。
まず良いことは、病院内で顔が広くなる。リハビリテーション科が唯一、いろんな病棟を横断して仕事するんです。理学療法士は体の動きの悩みを解消する仕事ですが、自分ひとりじゃなく、いろんな人と相談しながら患者さんの体の改善について考えていました。お医者さん、看護士さんなど、いろんな方と関われるのが楽しかったです。いい経験になりましたし、仕事の醍醐味でもありました。ギャップは……患者さんによっては、こちらがお願いしたいことがあってもうまく伝わらないことがあって。最初はあれ? と思いましたが、こういった経験もすごく勉強になりました。
――先生の経験は、きっと授業に活きますね。
そうですね。病院での経験が活かせればいいなと思います。
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<広報Mの取材MEMO>
川瀬先生、オフの日は筋トレに励んでいるそうです。「トレーニングは週2~3回程度です。でかくて強い体になりたくて。大会も出たいんですけど、お酒の誘惑に負けてしまいます……」。お酒の誘惑にあらがえないのは私も同じです!