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【教職員インタビューvol.8】外国語学科 クレイグ・マクラレン先生(後編)

こんにちは、履正社国際医療スポーツ専門学校 広報部です。

外国語学科教員、クレイグ・マクラレン先生のインタビュー後編です。

来日のきっかけや、日本語習得の苦労話 など、エピソード満載でお届けします。

クレイグ先生のプロフィールはこちら


「“学んだことをさらにいかしたい”と考えた先に、履正社がありました」。

 

――先生が来日された経緯を教えてください。

もともと大学では動物学を勉強していました。卒業後、金融業界にいましたが思うところがあり会社を辞め、大学院に進学しました。院生時代は動物行動と動物愛護を学び、教授になろうかなと考えていたんです。同じ頃、日本に在住経験があるイギリス人と仲良くなり、その人から日本について教えてもらう機会がありました。

――それが日本との接点なんですね。

その友人がJETプログラムという日本で語学指導をする交流事業の経験者だったんです。その後、大学院卒業後の進路を考える時期を迎えたんですが……教授は向いていないかもと感じていたのと、教師をやってみたい、新しい言語を学びたいと思っていたこともあり、日本に行くことを決心しました。今思うと、冒険がしたかったんですね。

――それまでの日本に対するイメージは?

相撲、寿司、マンガ……それくらい。ほんとうに詳しくなかったです。

――初めはどちらで働いていたんですか。

山口県です。当初は何があっても2年間はいよう、と思っていましたが、楽しすぎてついつい長居してしまいした (笑)。宇部の高校で3年、そのあと2年延長して光市の小学校と中学校で働きました。

――どんなところが楽しかったですか?

生徒の反応も良いし、土地も文化もスコットランドと全然違うのでとにかく刺激があって。いろんなところに連れて行ってもらいました。何より、山口の人のやさしさに感動しましたね。

――初めての日本語は山口弁だったんですね。

山口に来たときは日本語が全然わからず、これはまずいと毎日勉強しましたが、教科書で学ぶのは標準語。なので、どれだけ勉強しても周りの人が話す言葉が全然わからないんです(笑)。「これホントに日本語?」と混乱する会話がたくさんありました。

――たとえば、どんな会話に混乱したんですか。

ある日、(最初に勤めていた)高校の先生とゴルフに行ったんです。自分が打ったボールがどこへ行ったかわからなくなり、「ボールはどこに行きましたか」と先生に聞いたら、「あっち見にいかんといけん」と言われて。

移動のゴルフカートに乗っている間じゅう「見にいかんといけん……、見にいかんといけん……?」と頭の中でぐるぐる考えて、「もしかして、『見に行かないといけません』、ってことですか?」と聞いたら「そうだよ」と。

そこで初めて「ああ、方言があるのか!!!」と理解して、山口弁を教えてもらうようになりました。

――常に標準語か山口弁か見極めないといけない(笑)。

そうなんです。「やぶっちょる(壊れる)」とか、「先生、これあっちょ(合ってる)?」とか。そういうのがたくさんありました。

――好きな山口弁はありますか?

今、思い出すのは「ぶちせんない(すごくめんどくさい)」とか、「ぶちええ(すごくいい)」とかです(笑)。

――その後、先生が履正社に入職されたきっかけは。

JETプログラムに参加して5年が過ぎた頃、スポーツ外国語学科が創設されるにあたり教員の募集がありました。ALTの仕事はとても楽しかったけど、ステップアップしたい気持ちもあって。今、スコットランドに戻るともったいないなと思いました。それまで自分が勉強してきたことをさらにいかしたかったんです。

 

――そうだったんですね。ところで話が変わりますが、クレイグ先生といえば身体を鍛えているイメージですが、最近はいかがですか。

週3回、始業前に学内のジムで広報部所属の先生方と一緒にトレーニングしています。学校職員はジムを使えるので、就職してよかったです(笑)。それまでは仕事が終わってからトレーニングしていましたが、朝活できるようになったのは履正社のおかげです。

クレイグ先生、ありがとうございました!

<外国語学科のご案内はこちら>

外国語学科

 

<広報Mの取材メモ>

クレイグ先生に、好きな日本の食べ物を聞いてみました。

「たこ焼きが好きで、十三キャンパス新館近くにあるお店にはお世話になっています。桜餅や福神漬も好きです。あと、紅ショウガの串カツは本当においしい! 初めて食べたときは何これ! と感動しました」。

誰よりも大阪グルメを満喫している……! と、お見受けしました。

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