こんにちは、履正社国際医療スポーツ専門学校 広報部です。
7/19 (火)、第4回マネージャーSKILL UP基礎講座がオンラインで開催されました。テーマは「この時期から対策を! 熱中症について知ろう」。講師は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの西 佳昭先生です。
前回、大反響だったこのテーマ。今回もとても熱心に聞いてくださいました(ありがとうございました!)。
参加してくれた高校生は野球部のマネージャーとソフトテニスのプレーヤー。
夏、高温多湿の環境下で部活を行う厳しさを、身をもって体験しています。
今回の受講者のリアクションが高めだったのは、このあたりのお話でした。
【1】(熱中症の重症度を学ぶ中で)「生あくび」が出るのも、症状のサイン。
西先生「『アナタの身体、やばいですよ、休みなさいよ』って、脳があくびをさせてサインを出してるんだよ」
参加者「へぇぇぇぇぇ……(←声は出ていませんでしたが、オンライン越しでもわかる驚きの表情)」
【2】安静時と運動時では、摂ると良いドリンクの種類が違う。
西先生「これ、(スポーツドリンクの)早見表です」
参加者「……(無言で、食い入るようにスライド画面をチェック&メモ)」
西先生「何か気になることはありますか?」
参加者「ドリンクの温度はどれくらいがいいんですか」
西先生「(ふっふっふ……)今から説明するよ」
参加者「1回で飲む量の目安ってありますか」
質問をどんどんもらったので、ぐいぐい話が進みました。
【3】練習後、プロテイン+糖質を摂ると熱の放散にも効果的。
西先生「プロテイン摂取は運動後、30分以内がゴールデンタイムと言われています」
参加者「(ほぇぇぇぇ……!!!の表情)」
さらに講義後、「プロテインってよく聞きますけど、なぜ筋肉を作るんですか?」と質問をいただきました。わからないことをそのままにしないのは、とっても大切。質問、どしどしお待ちしています。
↑ちょっぴり難しい身体のメカニズムも、わかりやすく説明してくださいます。
その他、身体の冷やし方についてお話を聞く中で、現在開催中の世界陸上でも行われているプレクーリングの方法を事例として挙げてくださった西先生。日本選手の活躍の背景に、最新の熱中症対策あり。競技を見る視点が変わりますね。
次回のマネージャーSKILL UP基礎講座は8月22日。理学療法学科・川瀬和大先生による「肩・肘の痛みに対するリハビリ」がテーマです。野球やバレーボールなどのオーバーヘッドスポーツやテニスなどで生じやすい肩や肘の痛み。どうやって予防、ケアすると効果的? 詳しく知りたい方は、ぜひご参加ください!
<次回のマネージャーSKILL UP基礎講座のご案内はこちら>
<広報Mの取材MEMO>
広報部で世界陸上の話題が出たときのこと。陸上の知識に乏しい広報M&Hは選手の凄さや競技で勝つための駆け引きの妙がわからず……。でも、陸上経験者でもある西先生が「100m決勝に出るための戦略」「(ハードル走で)選手は何を考えながらハードルを跳んでいるのか」「フライング失格とリアクションタイムについて」などを教えてくださり、目からウロコがぼろぼろと落ちました。西先生の副音声付きで世界陸上を見てみたい~~!!!