CLOSE

オフィシャルブログ

第6回マネージャーSKILL UP基礎講座レポート「足首のケガに対するリハビリ~後遺症を残さないために~」

こんにちは、履正社国際医療スポーツ専門学校 広報部です。

9/26 (月)、第6回マネージャーSKILL UP基礎講座がオンラインで開催されました。テーマは「足首のケガに対するリハビリ~後遺症を残さないために~」。講師は理学療法学科の井口奈保美先生です。

足首のケガで遭遇率No.1のねんざ。みなさん、経験はありますか。

スポーツをしている人は、腫れや痛みなどの症状がおさまるとすぐ競技復帰したくなりますよね。でも、甘く見てはいけません。再発してしまうケースが往々にしてあるそうです。

↑教室にはトレーニンググッズが。何にどう使うのでしょう?

まずは足・足首の機能やねんざについて学びます。

「はい、解剖学ですよ~」と、井口先生がスライドを見ながら詳しく説明してくださいます。

ねんざとは「じん帯が無理やり引きのばされ、のびたり切れたりするケガのこと。関節部に起こるもの」といった基本を教わりながら、ねんざのレベルについてさらに解説が入ります。

↑タオルを使って、ねんざのレベルを説明中の井口先生。

私・広報Mがまったく知らなかった驚きの事実……それは「損傷したじん帯は、構造は回復するけど機能が戻らない」ということでした(だからその後、つまずきやすくなるんですね!)。

その後は再発防止におすすめのメニューを学びます。循環改善や、足首周り・足の裏や足趾(あしゆび)の鍛え方まで、さまざまなアプローチがありました。

中には神経筋機能の改善をはかるため、身体の位置、スピードを伝えてくれる「固有感覚」を養うバランスボードのエクササイズも(ねんざした足のほうをしっかりやることが大切だそうです)。

↑足首の機能を高めるために、バランスボードにのって片脚立ち。競技特性に合わせ、この状態からチューブを使ったり、キャッチボールをしたりも。

最後に、再発しないためのチェック。かかとをあげる(左右同じぐらいあげられるか?)、かかとをあげたまま歩く、片脚で立ち続ける、両脚・片脚スクワット、片脚ケンケンを前後左右と移動しながらやるなど、いろんな角度から検証しました。

 

↑広報・南さんの足を借りてチェック中

再発を防ぐには、「(ケガをした足を)しっかり動かしていくこと」。そして井口先生が最後におっしゃった「自分で動かさないと、経験値があがっていかない」という言葉がとても印象的でした(←人生のようで深い…!)。

講義を受けてくれたみなさんからは「ねんざと脱臼は何が違うんですか?」「今回、バランスディスクで行ったメニューは、体幹トレーニングとはどう違うんですか」といった鋭い質問をいただき、そのたびに「うーん、いい質問です!」と受けて立っていた井口先生でした。

次回は10/31(月)、アスレティックトレーナーコース・大石果歩先生による「早期復帰に向けた応急処置の基礎」です。選手のケガに対してどのような手当を行えばいいのか。初動で行う処置やアイシングの作り方なども体験していただきます。ぜひ、ご参加ください。

<次回のマネージャーSKILL UP基礎講座のご案内はこちら>

来校

オンライン

<広報Mの取材MEMO>

足のチェックを受けていた南さん、(私から見ると)一見何の問題もなさそうに見えたのに「右足が下がってますね……」など、井口先生からたくさん指摘を受けていてびっくり。南さんによると、「私も学生時代、ねんざした足の痛みが引いたらすぐ部活復帰してました」とのこと。ケガの履歴って、出るものなんですね。

身体は使わないと機能がどんどん衰えてしまうことを、まざまざと感じるとても良い機会になりました。

前の記事 記事一覧 次の記事
オープンキャンパス資料請求