こんにちは。履正社医療スポーツ専門学校・広報部です。
広報部は現在、来年度のパンフレットを鋭意制作中で、卒業生や在学生をたくさん取材しています。
昨日は茨木キャンパスで学生取材があったので、普段のサッカーコースを知るチャンス! とばかりに授業見学をさせていただきました。
サッカーコースのGMでもある、高祖和弘先生が担当する2年生のゼミです。
このゼミは前期・後期があり、まず高祖先生が設定した「自由課題」をテーマにディベートを行います。たとえば、「東京オリンピックについて」「サッカーで家を建てる」「ダービー分析」など。テーマを聞いただけで面白そうです。
大好きなサッカーやスポーツを題材に、自分の意見をのべ、問いを立てる。そこからスタートし、今度は論文を作成します。学生ひとりひとりが興味を持ったことを調べ、考え、まとめ、スライドを使いながら発表するのです。
この日、行われた後期の発表はテーマもさまざま。サッカーとフットサルの違いを比較する人がいれば、フェイントテクニックについて考えたり、三苫 薫選手について調べてきた学生もいます。パワーポイントを使ってのスライドも、発表者によって見せ方が違い、工夫と苦労の跡が垣間見えます。
また「日本人が欧州トップリーグで監督になれるのか?」、「Jリーグ日本若手キーパー台頭の理由」といった、日本のサッカー界の現状と未来に思いを馳せるようなテーマもあり、サッカーにあまり詳しくない広報の私でさえも、ふむふむと興味深く知ることばかりでした。
発表は1人8分。質疑応答を入れて10分です。高祖先生は時間内に発表できているかタイムキープしながらレポートにたくさんメモ書きしています。
発表後の質疑応答は、「パワポの画面が見づらかったので、文字色を変えるといいのでは」「動画があり、わかりやすかった」「三苫選手のドリブルがどう凄いのか、もう少しわかるとよかった」といった感想、意見がでました。
高祖先生は論文をまとめるときの基本的な表記ルール(数字は半角に、段落をわけて読みやすく、文体を統一する、など)を指摘したり、「戦術におけるフェイントの役割は?」「韓国人ゴールキーパーはコーチングに関してはどんなことを学んでいるんだろう?」など、テーマをより深めるためのフィードバックをされていました。
授業後、高祖先生にお話をうかがうと、このゼミは「自分が調べたことを、自分の頭で考え、整理する。それらを自分の言葉、文章でロジカルに伝える」ことを目的としているそうです。
「サッカーコースの指導方針である『NEXT STAGE』を見据えた授業です。『NEXT STAGE』とは、卒業後のステージのこと。社会に出ても通用するための力を今、鍛えているんです」と、高祖先生。
確かに、社会生活においても、とても大切なことですよね。
12/17にはゼミ論文発表会があります。2年生が1年生の前で発表する集大成の場です。
2年生のみなさん、ブラッシュアップを続けながら、本番に向けてがんばってください!