5月1日(日)よりブラジルのカシアス・ド・スル(Caxias do Sul)にて開催される第24回夏季デフリンピック競技大会に、スポーツ学科サッカーコースの杉本七海さんが女子サッカー日本代表として選出され、4月25日(月)東大阪市役所にて野田市長より激励を受けました。
(右より野田市長、杉本さん)
今大会は、昨年12月に開催予定でしたがコロナ禍で延期となり、今年の開催となりました。15日間にわたり熱き戦いが繰り広げられます。
デフリンピックは聴覚障害者の総合競技大会で、1924年よりフランス・パリで始まりました。その歴史はパラリンピックよりも長く、前回大会は86ヶ国から、約3000名の選手が参加しています。今大会、日本からは95名の選手が参加予定です。
デフサッカーの「デフ」とは、英語で「deaf(聞こえない人、聞こえにくい人)」という意味です。人数は11名、試合時間は45分、フルコートで行われます。ルールは基本的に健常者と同じで、審判に関するルールのみ異なっています。競技中は、補聴器を外すことが義務付けられていることから「音のないサッカー」の愛称で呼ばれており、ピッチ上では、アイコンタクトや手話でコミュニケーションを取ります。
(野田市長と歓談する様子。右より、野田市長、杉本さん、杉本さんのお母様)
杉本さんは「デフリンピックでの目標は自分の実力を発揮すること、日本チームらしいプレーをして優勝することです。良いシュートを打って、点を取りたいと思っています。また、デフサッカーのことをもっと皆さんに知ってもらいたいです」と抱負を述べました。
野田市長からは、「ぜひとも金メダルを見せてください、期待しています」と激励を受けました。
初戦は5月3日(火)、ケニアとの対戦です。
皆さん、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
スポーツ学科サッカーコース 1年生
杉本 七海(すぎもと・ななみ)さん
<profile>
大阪桐蔭高校出身。ポジションはフォワード。現在はFC大阪の下部組織「FC大阪CRAVO」にも所属し、公式戦に出場している。2021年12月に鹿児島県で開催された第8回全日本ろう者女子サッカー選手権大会 USFカップでは、6点を決める活躍を見せ、大会MVPを獲得。アジアカップなどにも日本代表として出場しています。
サッカーコース 紹介ページTOP
https://www.riseisha.ac.jp/course/soccer/
<参考>
第24回夏季デフリンピック競技大会ブラジル2021 日本選手団/大会概要
https://www.jfd.or.jp/sc/brazil2021/teamjapan/gaiyo?msclkid=9e787513c5d411ecb5f5a8e16964c4bb
一般財団法人全日本ろうあ連盟 スポーツ委員会
https://www.jfd.or.jp/sc/deaflympics
公益財団法人日本サッカー協会/ろう者(デフ)サッカー