FEATURES
3つの特徴
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01.
大阪・京都・神戸からも通学しやすいアクセス。
医療系学科では多数の学生が、治療院や病院での勤務の前後や、中休みを利用して通学しています。またアスレティックトレーナーコースには、アスレティックトレーナー資格の取得を目指す数多くの医療関係者が在籍しています。阪急大阪梅田駅からひと駅、十三駅から徒歩すぐというアクセスを活かし、外国語を学びなおしたい社会人、既卒者の方も通学しています。
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02.
減免制度・奨学金が充実。
履正社には多彩な入試制度があります。プレテストやAO入試、一般入試はもちろんですが、大学生、社会人および有資格者を対象にした「有資格者入試」「リスタート入試」もあります。
また、本校には理学療法学科、柔道整復学科に入学・在籍する学生を対象にした給付型(返還不要)の奨学金制度「医療就学支援制度」も用意しています。詳しくは本校までお問い合わせください。- 有資格者入試(出願期間5/1~3/13)
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医療系資格、スポーツ系資格、教員免許など、本校が定める各種資格をお持ちの方が対象です。初年度授業料が半額免除になります。
- リスタート入試(出願期間5/1~3/13)
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大学生、短大生、専門学校生、社会人をサポートする入試制度です。初年度納付金が10万円減免されます。
- 医療就学支援制度(理学療法学科夜間部・柔道整復学科)
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理学療法学科(夜間部)、柔道整復学科に入学・在籍する学生で、在学中および免許取得後の一定期間、医療法人永田整形外科(兵庫県西宮市)に勤務する意志を持たれている方が対象です。
月額5~8万円の奨学金、また別途給与が医療法人永田整形外科から支給されます。免許取得後、一定期間の勤務を経て、返済は全額免除となります。
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03.
最大168万円の給付金を支給。
本校の鍼灸学科は午前部、午後部ともに教育訓練給付金制度の「専門実践教育訓練」の講座指定を受けています(※2024年度実績)。受講料に対して最大168万円が支給されますので、資格取得、スキルアップを検討中の方はぜひご利用ください、支給対象となるには条件があります。詳しくは本校までお問い合わせください。
INTERVIEW
インタビュー
鍼灸学科(医療+AT)
中山 雄人さん
千葉工業大学出身
給付金を利用し、キャリアを再出発。
元々は建築設計事務所で働く傍ら、ボランティアで少年野球チームのコーチをしていました。退職を機に今後のキャリアを考えた際、トレーナーの仕事に興味を持ちました。鍼灸とアスレティックトレーナー資格が同時に取れる学校を吟味し、履正社で再出発。鍼灸学科は社会人対象の「教育訓練給付金制度」が利用できるのも魅力です。新たな目標であるプロ球団トレーナーをめざし、充実した毎日を過ごしています。
理学療法学科(医療+AT)
佐藤 愛美さん
同志社大学出身
志が同じ仲間と切磋琢磨できる。
大学時代、アメフト部の学生トレーナーとしてリハビリを担当していました。ケガをした選手を連れて病院に行くことも多く、そこで理学療法士の仕事を知りました。「私がやりたかったのはこういうことだったんだな」と、この道を目指しました。今は日中、整形外科でリハビリテーションに携わりながら、夜間部に通学しています。専門学校は学びが深く、同級生もみんな同じ方向を向いているので刺激を受けています。
柔道整復学科
山口 力さん
九州共立大学出身
開業を視野に、新たな学びをプラス。
アスレティックトレーナーの資格を活かし、整形外科で勤めていましたが、「治療にも積極的に携わりたい」「いつか開業したい」という思いが芽生えました。有資格者入試を利用して、履正社の柔道整復学科午後部へ。授業の前後には接骨院で勤務し、仕事のない日曜等は野球の強豪校でトレーナー活動をしています。将来は地元・福岡に戻って地域に貢献するのが目標。治療院を軸に、スポーツを頑張る人を幅広くサポートしたいです。
アスレティックトレーナーコース
「AT理論試験合格率100%」
を叶えた学生生活。
2022年11月に行われた日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT、以下AT)理論試験で、本校の社会人学生が全員合格(5名中、5名合格)という快挙を成し遂げました。仕事と両立しながら難関試験を突破した彼らに、本校を選んだ理由や学生生活の思い出を振り返ってもらいました。
伊藤 涼さん
(理学療法士)
「28歳で入学。学びたいと思った時が、
ベストタイミングだと思います」
1992年生まれ、大阪府出身。大学卒業後、理学療法士として総合病院で研鑽を積む傍ら、28歳で履正社に入学。卒業後、これまでの仕事を続けながら、大学ラグビー部トレーナーとしてインターンをスタートさせた
- Q1. ATを目指した理由を教えてください。
- 総合病院で理学療法士として働いています。主に急性期を中心に、回復期、維持期とリハビリを行ってきました。数年前、社会人ラグビーチームの方に「チームを見てみないか」と声をかけてもらい、関わるようになったんです。その後、自分自身も選手としてラグビーをプレーするようになり、すっかり魅力にハマって。
2019年のワールドカップを観た際に「こんな現場に関われるようになりたい」と思ったのがきっかけで、AT資格の取得を考えるようになりました。(入学する)1年前ぐらいから学校情報を集め出し、半年前には履正社への進学を決めていました。
- Q2. 履正社のATコースを選んだ決め手は?
- 資格取得を考え出した時、27歳でした。なのでやはり、最短で資格を取りたかった。3年制ではなく2年制だった履正社のATコースはその点で、大きな決め手でした。また理学療法士だけでなく柔道整復師、鍼灸師、管理栄養士などAT以外にさまざまな資格を持つ先生方がいらっしゃることも、自分にない視点を得られそうだ、と期待していた部分でした。
- Q3. どんな学生生活でしたか。
- 職場の上司が「どんどんチャレンジしたらいいよ」と快く送り出してくださり、仕事との両立はスムーズでした。自由時間はすべて勉強にあてるほど、一生懸命学んだ2年間でした。
- Q4. 「履正社のATコースで学んでよかった」と感じるのはどんな点?
- 理学療法士はドクターの診断を受けてから患者様や選手にアプローチするのが基本。ですので、これまで私は目の前で起きたケガに対応したことがありませんでした。診断名がついていないケガに対し、選手の状況を見ながら即座に判断することに慣れず、最初は戸惑いました。でも、こういった経験をできたこと自体が大きな学びになりました。
指導していただいた先生方それぞれの、選手やチーム、ケガやトレーニングへの向き合い方や考え方がとても勉強になり、今後に活かしていきたいと思っています。履正社は先生方と学生の距離がとても近く、ちょっとしたこともすぐ質問できる環境なのもありがたかったです。
また、野球、サッカー、バスケットボールなど様々な競技の現場を回るローテーション実習は、競技ごとの特性の違いを知ることができ、スポーツ現場の幅の広さを実感できました。
- Q5. 苦労した授業はありましたか?
- テーピングですね。大学の授業でもやりましたが、ほんのさわり程度だったんです。テーピング、アイシングなどの基本は独学で勉強していましたが、試合帯同など、現場を体験する中で改めてその奥深さを感じました。
- Q6. 試験対策はどんな感じで進めていましたか。
- 理論試験は基本的に自分のペースで進め、わからないことがあったら空き時間に学生同士で質問し合うぐらいでした。
逆に実技試験は、みんなで一緒にがんばりました。医療実務者としての視点がそれぞれにあるので、「こうしたほうがいいんじゃない?」と意見を出し合ってアプローチを変えてみる、という相談はよくしていましたね。
先生方の追い込みは……厳しかったですね(笑)。「当然、受かるよね?」という雰囲気だったので、気持ちが引き締まりました(笑)。
- Q7. 今後の目標は?
- ケガの処置からベストなパフォーマンスでの復帰まで、PT(理学療法士)、AT双方の視点で幅広く選手を見ることができるトレーナーになりたいです。最終的にはラグビーのプロチームのトレーナーになるという夢を描いています。
- Q8. キャリアチェンジ、再進学を考えている方にメッセージをお願いします。
- 学ぶことに年齢は関係ありません。学びたいと思った時が、ベストタイミングだと思います。
竹内 雄祥さん
(柔道整復師)
「先生方の多彩なキャリア、豊富な実習……。
視野をぐっと広げることができました」
1999年生まれ、広島県出身。広島の専門学校で柔道整復師の資格を取得後、本校進学を機に大阪へ。接骨院勤務と履正社での学生生活を両立した。卒業後は横浜のクリニックで働きながらトレーナー活動をスタートさせた
- Q1. ATを目指した理由を教えてください。
- ずっと硬式テニスをやっていました。選手としての道は極められませんでしたが、競技に関わりたくてトレーナーを目指すようになったんです。まずは国家資格である柔道整復師を取得し、その後、ATに挑もうと考えていました。
- Q2. 履正社のATコースを選んだ決め手は?
- 地元の広島にはアスレティックトレーナー資格を取れる学校がなく、福岡など他エリアへの入学も検討していました。ですが、元々学んでいた専門学校の先生が履正社の先生とつながりがあり、勧めてくださったんです。早く現場に出たかったので、2年でアスレティックトレーナー資格が取れることが一番の魅力でした。
- Q3. どんな学生生活でしたか。
- 医療資格保持者ということもあり、単位認定をしてもらえたので授業はほぼお昼過ぎには終わっていました。その後、勤め先の接骨院に向かい、お昼休憩をはさんで16時から働く流れが多かったです。
定期試験はそんなに大変ではありませんでした。ですが、ATの理論試験前はやはりそうもいかなかったです(笑)。追い込みの時間を確保するのに苦労しましたね。休みの日以外も、仕事の空き時間を使ったり、診療後早めに帰宅させてもらうなどして勉強しました。
- Q4. 「履正社のATコースで学んでよかった」と感じるのはどんな点?
- AT実習が履正社高校女子野球部の担当でした。治療に携る機会もいただけて、トレーナーとしてだけでなく、柔道整復師としての視野も広がったと思います。難しい症状に遭遇することも多く、だからこそ貴重な経験になりました。スポーツ現場でさまざまな実践が積めたのはとても大きいです。
女子野球部のみなさんは、試合や練習中はキリっとしてかっこいいんです。でも、野球を離れたら女子高生! な感じで(笑)。オンとオフの切り替えがはっきりしてるなぁと思いました。
- Q5. 他メンバーとの学びはいかがでしたか。
- 僕は柔道整復師ですが、理学療法士など違う医療資格を持つ仲間がいたからこそ、自分にない視点を得ることができました。先生方の授業も内容が濃かったです。医療現場にいる実務者向けの、一段上のお話を聞くことができました。
- Q6. 本校卒業後、横浜に拠点を移したそうですね。
- 履正社の先生からのご紹介で、クリニックに勤務する傍らトレーナー活動を始めています。最終的にはテニスのトレーナーを目指していますが、在学中、野球にも関われましたし、今はいろんな現場を見ていきたいと考えています。
- Q7. 今後の目標は?
- 世界を転戦するプロテニス選手のトレーナーになるのが夢です。
- Q8. キャリアチェンジ、再進学を考えている方にメッセージをお願いします。
- 何歳からでも勉強は始められると思います。特に柔道整復師は鍼灸師の資格を合わせて取る人も多く、複数の資格を保持すること自体がスタンダード。いろんな資格があることで「できること」がぐっと増えるし、僕自身も今、その醍醐味を味わっています。
森岡 日菜乃さん
(理学療法士)
「AT資格を取ることで、
自分に自信をつけたかったんです」
1998年生まれ、兵庫県出身。大学卒業後、整形外科で理学療法士としてキャリアをスタートさせると同時に、履正社に進学。現在はスポーツクリニックで理学療法士としてリハビリテーションに携わりながら、サッカークラブチームのアカデミーでU-15男子のトレーナーとして試合帯同等を行う
- Q1. ATを目指した理由を教えてください。
- 高校時代、サッカー部のマネージャーをしていたんです。スポーツチームに関わる人になりたくて、理学療法の道を選びました。大学で理学療法を学ぶ中で、「スポーツ現場にはAT資格を持った人が多い」ということを聞き、両方の資格を取りたい、と思うようになりました。
私はなかなか自分に自信が持てないタイプで……。理学療法士だけでなく、もうひとつ資格を持つことで、少しでも自信をつけたい。そんな思いもありました。
- Q2. 履正社のATコースを選んだ決め手は?
- 大学4年の時に履正社のATコースを知り、入学を決めました。ATは各スポーツ競技の協会から推薦を受けて受験資格を得るルートもありますが、時間がかかってしまうのが現実。早く現場に出たかったこともあり、2年で受験資格が得られるのも決め手でした。働きながら学ぶことにしたのは、理学療法士としてもしっかりと知識と経験を積み、胸を張って「理学療法士です」と言える人になりたかったから。理学療法士、柔道整復師、鍼灸師、管理栄養士など、国家資格とダブルでAT資格を持った先生方がたくさんいらっしゃるので、いろんな視点で学べることも魅力でした。
- Q3. 実習でのエピソードを教えてください。
- AT実習はサッカーのクラブチームに所属する小中学生を担当しました。元々トレーナーがいないチームで、立ち上げから参加したんです。はじめはケガの処置などからでしたが、実習期間の終盤にチームが30分、トレーナーのために時間を設けてくださって。ウォーミングアップで姿勢を整えたり、ケガのない身体作りを行うトレーニングを考えて実施しました。
小中学生と関わるのは初めての経験。最初は「ちゃんとやらないと」という気持ちがあり、ちょっと緊張していました。でも、みんなが楽しそうに身体を動かしてくれるのを見ていると、「私も、もっと楽しんでやらないと」と考えるようになりました。内心、緊張していたとしても、子どもたちに伝わらないよう笑顔で柔らかい雰囲気でいるよう心がける。そんなことを学べました。
夏は合宿実習に参加したり、サッカー大会のトレーナーブースでたくさんの選手を対応したり。実習が豊富で、とても良い経験になりました。
また、先生方の指導を通して、トレーナーという仕事の様々なありようを学べました。たくさんの人やチームとのつながりを作っていただいたことにも感謝しています。
- Q4. 今後の目標は?
- 女性で活躍しているトレーナーはまだまだ少ないので、「女性ならでは」というのは意識しています。女性アスリートにも関わってみたいですね。また、選手のメンタルケアも行えるようになりたい。身体だけでなく、心にもしっかりと寄り添えるトレーナーを目指しています。
- Q5. キャリアチェンジ、再進学を考えている方にメッセージをお願いします。
- 私自身、自分に自信をつけるために入学しました。在学中は先生に「もっと自信を持って!」と言われましたし、どうしても周りと比べてしまうこともあって。でも、「トレーナーになりたい」という強い気持ちがあれば、夢は叶います。今は自信もつきましたし、自分の幅が大きく広がったと思います。
上吹越 隆造さん
(理学療法士)
「ATの勉強を通じて、理学療法士の仕事を
より究めたいと考えるようになりました」
1999年生まれ、鹿児島県出身。小中学校で野球、高校ではラグビーに親しむ。専門学校卒業後、理学療法士としてのキャリアをスタートさせ、同時に履正社へ入学。現在はスポーツクリニックでリハビリテーションに携わる
- Q1. ATを目指した理由を教えてください。
- 理学療法の勉強をしていた前の学校で、クラスにAT資格を持っている人がいたんです。それもあり、AT資格は気になっていました。その人から資格についていろいろ聞いているうちに「自分の幅を広げたい」という気持ちになって。PT(理学療法士)としての仕事の領域は「ケガをした方」が対象になります。ですがATなら、ケガがなく「競技力を上げたい」という方のパフォーマンスを上げることもできる。両方の視点で見られるトレーナーになりたかったんです。
- Q2. 履正社のATコースを選んだ理由は?
- 何校か考えていた中で、まずは自宅と職場からアクセスが良い履正社のオープンキャンパスに参加しました。そうしたら教員の先生から「2年で受験資格が得られる」「単位認定されればお昼過ぎには授業が終わり、午後から働ける」と説明があって。こんなに環境が整っているのなら仕事と両立できる、と思って決めました。
- Q3. どんな学生生活でしたか。
- まず前提として、職場がスポーツクリニックだったこともあり、仕事と学業の両立ができるよう融通をきかせてもらうことができました。授業は実技面がとても勉強になりましたね。先生方から多様なアプローチ、手法を学びました。手技や選手、チームとの関わり方など、一人ひとりが違う引き出しで実践されていたのが興味深かったです。
- Q4. 実習でのエピソードを教えてください。
- 実習先はサッカーのクラブチームで、小中学生の子どもたちを見ていました。1年間の実習を通し、テーピングや応急処置だけでなく、コンディショニングや身体の使い方を向上させるトレーニングメニューの考案まで関わることができたのは良い経験でした。
メニューは子どもたちの身体の発達に合わせて組み立てるんです。さらに「小学生にはサッカーだけでなく、いろんな運動をやらせてあげたい」というコーチからの要望もあり、鬼ごっこや片脚ケンケンなど、楽しみながらもサッカーに必要なトレーニングになる要素をからめて考えました。
実習を重ねるうちに、コーチから「あの子は前、こんな動きはできなかったのに、トレーニングを経てできるようになったね」と言ってもらえた時は、とてもうれしかったです。
- Q5. 今後の目標は?
- 当初はアスリートに関わりたいと思っていましたが、実習の経験から、子どもたちに運動を教えたいという気持ちが芽生えました。今後もPTとして働きながら、子どもたちのスポーツに関われる施設にも行ってみたいなぁと考えています。
- Q6. キャリアチェンジ、再進学を考えている方にメッセージをお願いします。
- 僕自身、理学療法士の資格を取ったものの、ずっと「自分は何をやりたいんだろう」と迷っていました。わからないまま、幅を広げようと思って履正社に入学したんです。ATの勉強をする中でPTの仕事の面白さに気づき、もっと究めたい、と考えるようになりました。
またトレーナーとしても、自分は何がしたいのかを考え続けた2年間でした。最終的にはPTとAT、どちらも活かせて、「自分にしかできないこと」を模索していくんだろうなぁ、と思っています。何より同級生や先輩、先生方などたくさんの人と出会えたことで視野が広がり、成長できました。